2012年5月19日土曜日

メニエール病対策


西洋医学的に原因不明と言われる「メニエール病」。
しかし東洋医学の歴史の中では数種類の原因として分析、
そして治療方法や食事療法までも確立されております。その中
でも「特に有効と思える対策」を紹介してみます。

まずはメニエール病の本態は内リンパ水腫です、塩分をとり
すぎるとメニエール病の発作を誘発する危険性があるとも言
われますが、私が日常に相談頂く患者様をみていますと、塩
分というより「水分」の問題が多く思います。
(とりあえずここでは、塩分の水分保持は考えないで下さい)

よくテレビの健康番組で「一日に水分を何リットルも飲め」など
と耳にしますが、めまい発作時の傾向としまして「寝る前に沢
山水を飲んだ」「健康に良いと聞いたから毎日大量� �飲んでい
る」という方がいてびっくりします。
大切な事なんですが「人によって水分の代謝量はかなりの差
が有る」という事なんです。確かに脱水ぎみの方、糖尿などで
日常的に口の渇きが有る上で椎骨脳底動脈循環障害を疑え
る場合などは必要かもしれませんが、一般的なメニエール病
患者様においては比較的水分過剰な状態が多いように思い
ます。
若しくは「水分をとる量は少ないが、汗や尿、基礎代謝による
水分の排出量が少ない」といえるかもしれません。


朝の股関節の関節炎の痛みに関する情報

以上の部分からも「軽い運動」「ウオーキング」などを症状の無
い、メニエール病が落ち着いている時は特に意識してする事が
有効。基礎代謝も上がり、汗もかく、筋肉運動から血管収縮が
和らぐ、と言えます。
軽い運動で改善傾向に有る方は、この水分問題と血液循環改
善の問題が相乗効果として現れていると思います。


メニエール病であり内リンパ水腫が原因と考えられえる場合は、
前項の通り、「水分過剰」に気をつけることが基本となります。
しかし「水分が多い方が血液がサラサラなるのでは?」と思われ
るかもしれません。ではそれを東洋医学的に考えてみましょう。

まず「リンパ水腫」は悪質な水分、過剰な部分であり、内耳という
限定された部分に溜まっているわけです。そして回転するような
めまいであったり、耳鳴りを発生させます。
その状態を改善させる為には、内耳付近の血液循環が大切です。
血液に乗って水分が補給、代謝されます。

過剰水分→内耳に溜まる→血液循環が水分を補正する

そのしくみの中で悪質な水分が血液循環を邪魔します。
サラサラ以前の問題として過剰水分が� ��器や器官を浮腫んだ状
態としてしまい、血液を流れにくくしています。

東洋医学的には、メニエール病を繰り返す方の食事療法としまして
●しょうが ●にら ●火を通した大根 などなどの食材がお勧めです。


脊椎疾患、スポーツ

また「血液サラサラ」と考える以前にもっと大切な事があります。
メニエール病の宿敵「ストレス」です。これが血管の収縮の大きな
問題となってきます。
いくらサラサラな血液でも縮まった血管は通りにくいものです。


膣の分野でにきび取得することはできている

私は仕事柄、患者様の日常生活を詳しく聞く環境にあります。
病院では時間的に全ての患者の日常の話を聞くことは難しい
かもしれませんが、薬局にてはほとんどの方が、詳しくお話頂
けます。
やはり「ストレスがめまいを発生させる」との意見はかなり多い
のですが、それがどうして内リンパ水腫、すなわちメニエール病
の発生原因とつながるのかは不明です。 不明というか、検査
方法が無いというか。。
しかし東洋医学的な見地から言えば間違いなく重要。だいたい
「メニエール病」と型にはめて、内耳の問題と限定してしまうか
ら治らないんです。
まず「リンパ水腫」は勿論「水」から産まれます。その水は飲食物
から体に入ります。だれでも血中に水分は沢山持っていますが、
その水分が内耳に溜まる。溜まる原因と排出出来ない原因があ
ります。私の経験ではその「排出できない原因」とストレスが密接
に関係しているように思います。
内耳の付近の血流が低下していると常時補正しているリンパ液の
代謝速度が低下してしまう。簡単に言いますとストレス、寝不足か
ら血管が収縮気味となってしまい、普段は血液に乗って、常時調節
、排出� �れているはずのリンパ液の代謝が追いつかない。
だから視神経の疲労(目の疲れや長時間の運転)でもめまい、メニ
エール病発生の引き金となる方が多いんでしょう。
それは視神経が疲労した状態はストレスがかかった状態と同様に
血管が収縮しやすい事からも言える事だと考えられます。


●長時間の運転やテレビ、読書はさける
●夜更かしや睡眠不足、過労はさける
●対人関係や心配事も可能な限り気にしない   などが大切。。


今までの注意事項を意識するだけでも発生する頻度は減るはず
です。又、点滴や病院の「めまい止め薬」でも一時的に改善する
かもしれません。
しかし「一時的におさまったようにみえて、何度も再発する」。
また、「一見治ったようだが、その後もずっとふらつく」
こういった「めまいやメニエール病の慢性化」した患者様がかなり
多い事には訳があります。
前項で「内耳の問題と限定せずに」と書いた部分です。
「体質の偏り」です。  
それこそが「原因」なのです。
「原因」が有ってめまいが発生するわけですから、点滴などで一時
押さえしたところで、再発は必ず起きます。
又、形を変えた状態で発生するかもしれません。
その「形を変えた状態」とは、ふらつき、食欲不振 、視力の低下、
疲労倦怠感、もしくは記憶力の低下かもしれません。

「体質の偏り」について考えてみましょう。
東洋医学的な理論から考えると水分代謝と大きく関わる臓器は
●脾 ●腎 ●肺 などの三焦系と呼ばれる臓器が主です。

例えば水分摂取量を減らしても、腎がオシッコに変換して代謝、
肺が全身に分布する水分を調節、以上のバランスが上手にとれ
ないと効果がうまく出ない訳です。
「私は血液検査でも腎臓が悪いなんて言われたことないわよぉ」
と思われる所が落とし穴です。


●夜のオシッコの回数が多い ●夕方に足がむくみやすい 
●腰がダルイ  ●耳鳴り
なんて症状があれば「腎系の弱り」を治さなければ慢性化は免れ
ません。。

食事療法ではとりあえず●山芋 ●桂皮(シナモンン)などが有効。

「肺系」が弱い方も同様に、肺系に対する対策をうちます。

そしてさらに先ほど書いた「血液循環」を考慮する事が必要です。
例えば「不安感、動悸」などがあれば「心系」を元気にさせます。

現代の西洋医学の血液検査にとらわれずに、体全体の臓器の
バランスを考えて日常生活を送る事が「メニエール病慢性化」から
の脱出方法です。

そして、それこそが「すべてのめまい」「メニエール症候群」、
また、 「この世に存在する慢性病全て」からの脱出と言えます。

〜参考サイト〜
東洋医学的見地から「本物の めまい治療」(メンタリティ)



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